巡視船やまくに(総トン数335トン)は、3月、4月の東日本大震災対応に引き続き、7月31日から8月9日までの間、岩手県沿岸部を中心に行方不明者の捜索、漂流物の調査・撤去等の活動を行い、8月12日に大分基地に入港しました。
今回の派遣では、主に岩手県遠野市大槌町大槌漁港の沖合の海底を、巡視船やまくにの潜水士により行方不明者の潜水捜索を行いました。
潜水捜索に合わせて巡視船やまくにのゴムボートで、沿岸部海面の捜索も隈なく行いました。
巡視船やまくに潜水班により、今回の派遣で約58,000平方メートルの範囲の海底を潜水捜索し、同海底では行方不明者を認めませんでしたが、地元住民から通報を受け2名の行方不明者を発見し、警察に引き継ぎました。